池田エライザ 夏きっと来る予報!
2019/5/22 6:00 pm
LOVEggg世代の憧れGIRLが初登場!
夏 きっと来る♥予報
LOVEggg世代の人気モデルが、映画の主演に大抜擢!
女優としても注目を集めている池田エライザさんに、次に来る夏のファッションやメイクトレンドから、主演映画のことまでインタビュー。
魅力的な素顔を読者のみんなにお届けします。
自分の知らなかった感情を知ることができた作品を見てください!
Profile
1996年4月16日生まれ。福岡県出身。
第13回ニコラモデルオーディショングランプリを獲得後、モデルとして活動。
以後CM、ドラマ、映画などに出演し、女優として注目を集めている。
5月31日にファースト写真集『pinturita』を発売。
池田エライザ的〝きっと来る〟映画の魅力に迫る
「ホラーは苦手」という池田エライザさんが、実力派女優たちが主演を務めた人気映画シリーズの最新作に挑戦。
意気込みや印象的な場面など映画『貞子』について語ってもらいました。
幽霊より怖いのは人間
『貞子』は本当に容赦ないので、覚悟して見てください
Q.1
今回、伝説的なホラー作品に出演することになりました。
お話をいただいたときの感想を聞かせてください
「私はホラーが苦手なので、最初に台本をいただいたときは、開くことさえ怖くて、2日くらいゴネたんですよ(笑)。 でも、今まで日本のホラーとして素晴らしい女優さんがキャスティングされている中で、自分に声をかけてくださった。 そのことには意味があると思ったので、まず、監督とプロデューサーさんにお会いしたんです。 そしたら、貞子に立ち向かっていく強くてたくましい女のコ像みたいなのがあったらしくて、それに当てて私にオファーしてくださったとおっしゃっていたんですね。 そのお話を聞いて出演を決意しました」
Q.2
第1作の『リング』は見ましたか?
「はい。 公開されたとき、私はまだ2歳くらいだったのでテレビでの再放送とかでだと思いますけど。 その中に貞子が井戸から出てくる有名なシーンがあるんですけど、私が住んでいたのが福岡の田舎で、中学校の通学路に井戸があったんですね。 だから、そこは、みんな避けて帰ってました(笑)」
Q.3
今回エライザさんが演じた秋川茉優は貞子と相対する役柄。
ホラーが苦手だとしたら、演じていて怖くはなかったですか?
「幽霊になったということは、そこには悲しい物語があるということ。 だから、演じている最中は怖いとか恐ろしいっていうこと以上に、貞子が叶えられなかったことや果たせなかった思いに触れ続けなきゃいけなくて、胸が痛いとか苦しい瞬間のほうが多かった気がします。 でも、終わってみると、この作品にたずさわらなければ知らなかった自分の感情がたくさんあることに気づいたんですよ。 茉優には弟がいて、その弟が消息を絶つんですね。 私にも弟がいるだけに、家族を思いがけなく失ったときの恐怖や人はどこまで絶望していくのかっていうことを常に考えさせられて、ひとりの人間として勉強になりました」
Q.4
様々なシーンが出てきますが、エライザさん自身が印象的だった場面は?
「茉優は心理カウンセラーなんですけど、その患者に倉橋雅美(佐藤仁美)っていう人がいるんですね。 その人が茉優にすごく執着する。 幽霊は念のような漠然としたものですけど、人間は実体なので自分の身に確実に危険が及ぶんですよ。 しかも、〝好き〟っていう感情が執着につながる場合もある。 だから、幽霊よりも人間のほうが怖いなって思いました」
Q.5
心理カウンセラーという役柄も演じるのが難しい気がしますけど。
「そうですね。 台本通りにやればいいっていうわけじゃなかったですから。 本番でカメラの前に立ったときは、倉橋さんと茉優は人と人として存在する。 だから、どうしたら彼女の気持ちを思いやりながら、自分に執着しすぎないようにできるだろう?って私自身が考えながら演じなきゃいけなかったんです。 でも、知り合いに心理カウンセラーの方がいらっしゃったので、クランクイン前にお話を伺ってから挑んだんです。 そういう経緯もあったので、病院のパートは、とても思い出深いです」
Q.6
事前の準備もなさったんですね。
「はい。 でも、どんなに勉強しても相手は人間なので、やっぱりわかり得ないところはある。 そう思わないと、知ったかぶりをしたまま、自分の気持ちを押し付けることになっちゃうと思ったんです。 だから、なるべくそのときの相手の呼吸とかを感じるようにはしていました。 特に、みんなでミニ貞子って呼んでいた(姫嶋)ひめかちゃんに対しては、それを意識していて。 彼女は特殊能力を持っているだけに、大人からの圧力を感じてしまわないよう、かつナメられないよう、なるべく対等に、そしてサラッと接するようにしていましたね」
Q.7
後半、茉優がどんどん追い詰められて恐怖に震えるシーンは、すごい迫力でした。
ホラーの演技って独特だと思うんですが、工夫したことってありますか?
「工夫ができなかったんですよ。 だから、止めないこと、途切らせないことを心がけていました。 例えば泣くシーンを5時間撮るなら5時間泣き続けるとか。本当に楽屋に戻らず、ずっと地べたに這いつくばって泣き続けていたので、メイキングはひどいことになっていると思います(笑)。 今回はケガをするとかブサイクに映るとかは気にしませんでしたから」
Q.8
ちなみにエライザさん自身には、恐怖体験とかってありますか?
「『貞子』の撮影中に泊まっていたホテルの部屋がパーン!っていう音が鳴り続けていたんですよ。 ベッドの横の障子が5分に1回くらいパッパッって。 でも、最終的には運動会のときのパーンっていうくらいの音量が夜中に鳴り出したので、普通に、うるさっ!と思ったし、これはちょっと陽気すぎると思って(笑)、女性マネージャーさんの部屋に泊まらせてもらいました。 そしたらマネージャーさんの部屋は静かだったんですけど、朝、自分の部屋に戻ったら、まだパーンっていっていて。 今まで、そういうのってあまり信じていなかったんですけど、さすがにちょっと怖かったですね」
貞子が会いに来ていたのかも(笑)。
「うわ~。寝かせてほしかったです(笑)」
Q.9
大変な思いをいろいろしながら撮影した『貞子』。
それだけに、たくさんの人に見てもらいたいですね。
「そうですね。 私は、ちょうどいわゆるガラケーって呼ばれた携帯電話からスマートフォンが普及していったり、ビデオから動画になったりと、どんどん時代が変わっていった世代の人間だと思うんですよ。 そういう自分がこのタイミングでこの年で、新しい形の『貞子』にたずさわることができたのは、ある種、説得力があるのかなって思っています。 それに今回は〝この映画、容赦ない〟っていうのがキャッチフレーズになっているんですけど、まさにその通り。 ヒューマンドラマを描きつつも、王道ホラーというか、どうしたら人が怖い気持ちになるのかっていう過去から引き継がれている部分もたくさん入っていますから。 だから、演出としてはクラシックなホラーなんですけど、舞台は現代のカルチャーっていう化学反応を楽しんでいただけたらなって思っています。 ただ、本当に容赦ないので、覚悟して見てください(笑)」
Information
YouTubeのアクセス数を増やすため、放火があった団地に肝試しの動画を撮りに行った秋川和真(清水尋也)。 ところが、その後、和真が行方不明に。 そこで心理カウンセラーである姉の茉優(池田エライザ)が彼を探しに向かうのだが…。 伝説のジャパニーズホラー『リング』から20年。 あの”貞子”が令和元年に復活! SNSが一般的になり、誰でも気軽に動画を投稿できる現代社会と怨霊というクラシックな存在をリンクさせたのが今作の大きな特徴。 『リング』の”見たら呪われる”から”撮ったら呪われる”へと進化している。
5月24日(金)全国ロードショー
©2019「貞子」製作委員会
配給:KADOKAWA
池田エライザさんが表紙を飾ったLOVEggg7月号
LOVEggg7月号には今回紹介したインタビュー以外に池田エライザさんが次に来ると思う夏のファッションやトレンドなどのQ&Aも掲載されています!
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